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ウイルス性胃腸炎

ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどのウイルスに感染して起こる急性胃腸炎のことです。

下痢や嘔吐、腹痛の症状がみられます。

また、胃腸がダメージを受けているために、食欲も落ちてきます。

下痢や嘔吐を繰り返すと、水分がどんどん体から出ていき、また取り込むことができないために、体の中の水分が減っていってしまう、「脱水症状」が起こりやすくなります。

ウイルスの種類に限らず、ウイルス性胃腸炎の時に共通してもっとも大切なのは、「脱水にならないように気をつけること」です。

どんな症状ですか?

  • 嘔吐は最初に始まることが多く、症状が出てから12時間から24時間がピークで、その後は落ち着いてきます。
  • 下痢は数日から1週間くらい続き、その後、少しやわらかいくらいの便を含めば2週間くらい続くこともあります。
  • 腹痛は、波のある腸の動きにあわせて、波状に繰り返します。
  • 発熱を伴うこともありますが、長く続くことはあまりありません。
  • ときに、けいれんを起こすことがあります。

気をつけるべき脱水症状は?

このような症状があれば、脱水症状を起こしている可能性がありますので、早めに受診してください。

  • おしっこの間隔があく、おむつの濡れ方がいつもより少ないなど、尿量が減っている
  • 泣いても涙が出ない
  • 唇がかさかさし、乾燥している
  • 顔色が悪い、ぐったりしている

予防はどうしますか?

ウイルス性胃腸炎を起こすウイルスは、経口感染、つまり手についたウイルスが口から入ることによって感染することがほとんどです。

嘔吐したもの、下痢便には大量のウイルスが含まれており、お世話をした時に手についたウイルスが感染を引き起こします。

そのため、しっかりと手洗いをすることが感染予防のためにとても大切です。

また、手や体を拭くタオルを共有しないようにしましょう。

胃腸炎を起こすウイルスは、アルコールや石鹸では消毒できません。

嘔吐したものの処理には、次亜塩素酸ナトリウム(ミルトンやハイター)を使って消毒してください。

また、じゅうたんなど次亜塩素酸が使えないときは、アイロンなど熱処理してもよいでしょう。

治療はどうしますか?

嘔吐や下痢の症状が強い場合、吐き気止めや整腸剤を処方します。

ウイルスを含む感染性胃腸炎の場合、下痢を止める薬は使いません。

これは、下痢とともに病原体を体の外に出すという作用をとめないためです。

脱水に注意しましょう

おうちでできる大切なことは、適切な水分を口から上手にのませて、脱水を防ぐことです。

嘔吐や下痢をしてしまうから飲ませないのではなく、嘔吐や下痢によって失った水分を補うために、積極的に水分をとらせてあげてください。

食事が取れない時に水分を与えるときは、できれば経口補水液とよばれる水分(OS-1、アクアライトなど)を、少しずつ頻回(少量頻回)に与えてください。

吐き気がひどいときは、はじめはスプーンひと匙ずつを5分おきに与えるとよいでしょう。

一気に飲ませると、吐いてしまいやすくなります。

水分について

水分の内容としては、水分+塩分+糖分がバランスよく含まれていることが大切です。

お水やお茶だけを飲ませると、このバランスが崩れてしまいます。

また、スポーツドリンクも糖分が多くてあまりバランスは良くないので、与えるなら少量にしてください。

牛乳には乳脂肪が含まれていますので、胃腸炎の時にはあまり与えない方が良いでしょう。

ジュースを与えるなら、リンゴジュースは大丈夫です。

経口補水液とリンゴジュースを半量ずつまぜて与えると、飲みやすくなります。

そのほか、うどんのおつゆ、味噌汁の上澄みなども、塩分がしっかりとれるのでよいでしょう。

母乳、ミルクを飲んでいる赤ちゃんの場合は、そのまま飲ませて大丈夫です。

ミルクを薄める必要はありません。

ただし、与え方は「少量頻回」を心がけると良いでしょう。

食事について

嘔吐が落ち着いて、食欲が出てきた時、最初に食べさせてあげるとよいのはおかゆ、ごはん、うどんなどです。

脂っこいもの、固いものは消化の負担になり、症状をぶり返してしまうことがあるので、症状が十分回復してからにしましょう。

口から十分な水分や食事が取れず、おしっこが減ってぐったりするなど、上にあげたような脱水の症状が進んでしまった場合は、点滴をして体に水分を補う必要があります。

いつから登園できますか?

嘔吐がなく、下痢がおさまり、食欲がいつも通りに回復していれば登園できます。

胃腸炎では熱が出ないこともありますので、熱よりもおなかの症状が十分回復しているかどうかをしっかり確認してください。

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