吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニック 山田 北千里 南千里

吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニック

小児科 アレルギー科 小児皮膚科

吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニックの診療時間は(月・火・木・金)9:00~12:00 15:30~18:30 土は9:00~13:00(14:00~15:15は予防接種・乳幼児健診専用時間)休診日:水・土曜午後・日・祝祭日

吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニックの電話番号は06-6877-6000

吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニックのネット順番受付ができます

吹田市山田西の小児科、アレルギー科、小児皮膚科 ひらの小児科クリニックは駐車場、駐輪場完備 バリアフリー、おむつ替え台あり

便秘

子どもの腹痛の原因として最も重要なものが便秘です。

便秘とは、便がとても硬くなって出にくくなったものをいいます。

便秘をしていると、繰り返し腹痛が起き、ひどい時は救急車で運ばれてくるくらいひどい痛みを起こすことがあります。

生まれてからまだ一度も自然な排便をしたことのない子の便秘は、腸の形に異常があることがあり、積極的な治療が必要になることがあります。

しかし、多くは普段から普通に排便をしていた子が突然便秘になったという場合です。

排便は日常生活のなかでとても大切なことですので、便秘の解消だけでなく排便習慣のアドバイスも合わせて行います。

また、おうちでの対処のほか、便秘は治療することができますので、まずはご相談ください。

お子様の便秘チェック

以下の項目で2つ以上あてはまる場合は便秘の可能性があります。

  • 排便の回数が週に2回以下である
  • 少なくとも週に1回のおもらしをする
  • 排便を我慢して溜めてしまった経験がある
  • 硬い便をしたあと、お尻をふくと血がついたり、便に血がついていることがある
  • トイレに詰まるくらいの大きな便を出したことがある

便秘のきっかけになりやすいタイミング

便秘は起こりやすい時期や出来事があります。

この時期になった場合はお子さんの排便状況を注意してみましょう。

乳児期の初め

赤ちゃんが何日も便をしなかったあと、急に1日何回も便をすることがあります。

これは、排便習慣が変化しており、体の成長につれて新しい能力に見合った排便パターンがつくられているためです。

離乳食を始めたタイミング

食生活がかわれば、それに応じて排便の間隔や便の硬さが変わってくるのは自然なことです。

初めて固形物を食べた赤ちゃんの体は、新しい排便パターンで対応しようとします。

水分を多めに取らせつつ、詰まった便を取り除き、徐々に固形の食事にならしていきます。

トイレトレーニングをはじめたとき

トイレトレーニングには、何らかのストレスや葛藤が伴うことが多いものです。

今までいつでも、したい場所で便ができていたのが、急に我慢を強いられるようになったことで混乱することもあります。

この時は、とりあえず目下の便秘を楽にしてあげること、そして便秘の原因を取り除くことが大切です。

家庭により具体的な方法は異なりますが、生活の変化からくるストレスを軽くしてあげることも有効です。

一旦おむつに戻し、数日後にトイレトレーニングをやり直すのも方法です。

保育園や幼稚園、学校に通い始めたタイミング

トイレトレーニングと同じく、我慢の必要やストレスのために便秘になることがあります。

便秘の治療

便秘の治療目的

治療の目的は二つ、今ある便秘を楽にすること、そしてその後の便が楽に出るようにすることです。

便は腸に長い時間止まれば止まるほど、水分を失って硬くなっていきます。

この硬くなった便を出してあげるために、乳児前半の間は綿棒を使って肛門を刺激することもできます。

それで難しければ、浣腸薬を使います。

かなりたくさんの便がたまって溜まってしまっている場合は、数日間連続で浣腸し、溜まっている便をお腹から出してすっきりさせます。

その後、必要に応じて便を柔らかくして出しやすくするお薬などを使いながら、生活習慣や食事のアドバイスを行い、排便の習慣を作っていきます。

便秘の治療

小児科を受診して便秘の治療をする時は、まず、便がスムーズにでるのを妨げている硬い便を取り除くため、浣腸をすることがあります。

とくにかなりたくさんの便がたまっている場合は、外来で処置したほか、数日間連続で浣腸し、溜まっている便をお腹から出してすっきりさせます。

その後、ずっと硬い便が続いている、お尻がよく切れて痛がっているようであれば、必要に応じて便を柔らかくして出しやすくするお薬(緩下剤)を使います。

この時によく使用される薬に、「モビコール」というものがあります。

健康な便は、含まれる水分量によって硬さや形が決まります。

便秘の治療では、便に適切な量の水分を届けることが大切です。

硬い便の場合、排便時におしりが切れて痛みをともなうことが多くなります。

子どもは、痛いので便をするのを避けるためにがまんをするようになり、便秘が悪化するという悪循環が起こってしまいます。

モビコールは、水に溶かして飲むことで、水分を腸まで届けて便を柔らかくし、腸の動きを活発にします。

モビコールに溶かした水は、体の中で吸収されずにそのまま腸に届くため、硬い便に水分を含ませることができます。

水分を含んだ便はやわらかく大きくなり、腸の動きを活発にして排便を促します。

モビコールを内服するときの注意点

モビコールは、1包あたり約60mlの水に溶かして服用します(2包の時は120ml)。

モビコール自体には甘みもなく、少ししょっぱい味がしますので、水以外の水分に溶かして飲む場合は、塩味と相性の良い飲み物に溶かすと飲みやすくなります。

例えば、リンゴジュース、乳酸飲料、スポーツドリンク、コンソメスープ、お味噌汁などが良いでしょう。

夕食時にお汁にまぜて飲ませているというお母さんもいます。

1回に飲み切れない時は、冷蔵庫に入れて数回に分けても構いませんが、その日中に飲み切るようにしてください。

モビコールは食事療法や排便タイミングを合わせるなどの治療をしながら、便秘がよくなるまで比較的長い時間続けていくお薬なので、毎日の習慣に取り込んでいくと続けやすく、より効果的です。

このページの先頭へ戻る